
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
正常性バイアス
災害が起きるとよく耳にする言葉です。
災害時は食料その他モノが不足したり、これまで住んでいた家が崩壊したり、と大変な状況が起こります。
それをテレビのニュースや新聞で見ていると、まるで自分の周りで起こっているように感じられるかと思うと、人間の心は必ずしもそうとは限らないのですね。
まるで自分とは違う世界で起きているように心はとらえてしまう。
そして自分は大丈夫だ、自分の周りでは起こらないだろうと思う、、というか思いこもうとしているのです。
これは実はある程度は人間共通の心の働きで、人間は自分の都合の悪いものから避けて通ろうとするのです。
今にも自分に襲いかかってくるものだと考えると心は動揺してしまうので、自分には起こらない、自分とは関係のない状況だと、過小評価する働き。
これを正常性バイアスといいます。
災害時の心理に限らず、病気についても同様の心理が働きます。
大きな病気や死。
頭では自分にも起こることとわかっているはずだけど、心のどこかで「自分は大丈夫」と思っている。
そして、これがいったいどういう問題を生むのかというと、現実をゆがめて見てしまうということ。
つまり、災害も病気も死も自分にいつ起きるかわからないこと。
現実をゆがめて「自分は大丈夫」と思いこんでいると、それがやってきたときの対応が何もできないかもしれません。
つまり、自分は大丈夫だと思い込んでいるうちは、事前の対策ができません。
今起きている状況、これから起こりうる状況についての正しい情報を正確にとらえて、今できることをしておかないといけない時があります。
映像講義を撮りました。
どうぞご覧くださいませ。
YouTubeのチャンネル登録をいただけると、新しい動画を見逃さずに見ていただくことができるので、こちらもうれしいです。

心理カウンセラー島幸樹の「心がスーッと楽になるメルマガ」
では読んでくださる皆さんの心に届き、読むだけで気持ちがスッキリする心理学、もっと素敵に生きられる心理学をメールマガジンにてお届けしています。
どうぞご登録ください(無料)。お待ちしています。
→心がスーッと楽になるメルマガの購読申し込みはこちら
心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
さらに詳しい自己紹介はこちら。