
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
この記事は、2020年1月15日にメルマガで配信したものです。
直感で行動したり、「ふと降りてきたメッセージ」を信じたりしながら生きることが私は嫌いじゃないのですが、○○さんはどうでしょうか?
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ところで先日ある方とお話をしていて「ただの雑談や他愛もないおしゃべりで時間を浪費することは本当に浪費でしかないのか?」という話題になりました。
こういうことも時々クライアントさんとのカウンセリングではテーマになるものなのです。
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確かに雑談とかただのおしゃべりの時間は生産性がなく、また建設的でないことが多いです。
だから雑談っていうわけで、ただのおしゃべりというわけです。
ところが、不思議なもので、こうした時間の中で(あるいはその後24時間以内くらいに)、パッ!!と素晴らしく最高なアイデアが浮かんだり、素晴らしく最高な方向性を見いだしたりできるもの、というのも私たちはすでに経験済みです。
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大切なことを誰かに相談したときには解決策が何も出てこなかったのに、どうでもいい話の後にパッ!!と自分の進むべき道が見えてきたりする。そんなものです。
アインシュタインも、どんな問題も、それをつくりだした同じ位置に立っている間は決して解決することはできないと言っています。
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私たちの心には、「子どもの心」と「親の心」、そして「大人の心」があります。
子どもの心は子ども時代から持っている純粋なもので自由で無邪気で創造的、そして感覚的な部分です。
親の心は子ども時代から身につけてきたもので、外から入ってきた「~すべき」とか「~してはいけない」といった道徳、規範、価値観といった部分です。
大人の心は現実適応力。過去から蓄積し、育ててきた子どもの心や親の心を、今ここで考えて行動しようとする部分です。
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雑談とかおしゃべりをして一見無駄にすごす時間というのは、子どもの心が活発に働いています。
そして上に書いたように、子どもの心には創造的な働きがあり、十分に活発に働くと、パッ!!と素敵で最高なものを生み出す力があります。
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生まれたばかりのとき、子どもは誰からも何も教えられていないのに、母親の胸から離れて遠くへ行こうとしますね。
誰からも何も教えられていなくても、お母さんのお乳を一番効率よく飲む方法を発見できたりします。
子どもの心には、直感的に「こうすればうまくいく」という道を発見し、それへ向かおうとする力があるのです。
これを心理学で「リトルプロフェッサー(小さな教授)」といいます。
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私たちは子どものときはもちろん大人になっても実は、このリトルプロフェッサーに従えば、自分がどうすればよいのか、どこへ向かえばいいのかを知っているのです。
でも大人になるにつれ親の心や大人の心を重視しようとします。
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私たちは今、このリトルプロフェッサーの声を聞いてあげる必要があるかもしれませんね。
今の時代、情報はとても多いし頼りになる人はたくさんいるけれど、そもそも生命は、情報や人が何もなかったとしても生きていかないといけないわけなので、直感的に生きる力をそもそも持っているはずです。
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ちなみに、子どもの心が活発に働くのは雑談しているときだけではありません。
のんびりお風呂に入っているときや、マッサージなどリラックスしているとき、おいしいご飯やおやつを食べているときも活性化します。
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最近は子どもの心をどれくらい働かせていますか?

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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