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複雑性PTSDと、PTSD

2021年10月6日
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ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。


「複雑性PTSD」……?

とは?

ということで

この記事では「複雑性PTSD」とは?
そして「PTSD」とは?
ということについてお伝えいたします。

まず、PTSDというのは
「心的外傷後ストレス障害」と訳されます。

例えばご自身が震災などの大きな災害に遭われたり、犯罪の被害者になったりする経験。
そこで命に関わるような恐ろしい、つらい体験をすると、それが1回きりであっても、後になっても心に大きな傷(心的外傷)が残ります。

ご自身が命に関わる体験をした場合でなくても、
たとえばそのような被害を受けた方の話を聴くようなことやケアをするような方、
また、目の前で犯罪などの被害が起きているのを見た場合、知った場合なども心的外傷として残ることがあります。

PTSDにはどんな症状があるかというと、
1)侵入症状
フラッシュバックという言い方もしますが、その体験が終わったあとも、何度もその光景がよみがえってくることをいいます。
2)回避症状
その体験をした付近、同じ状況の場やその状況に関連がある人物を避けようとする症状です。
3)過覚醒
これは、小さな物音も敏感になったり、常に落ち着かなかったりします。交感神経が高ぶっている状態が続きます。

こういった症状があります。

そして今回のテーマに挙げている「複雑性PTSD」は、上記の症状にさらにもう一つ次の症状が加わります。
それが
4)自己組織化の障害
というもので、これはさらにいうと
①感情コントロールの困難さ
②自己を否定的にとらえること
③対人関係を築くこと、継続することの困難さ
という症状が見られます。

また、先に挙げたPTSDのように単発の出来事によるものとは違い、複雑性PTSDは長期的な不可避な心的外傷が原因だとされています。
例えば虐待の被害を受け続けている、などが挙げられます。
虐待でなくても、当事者にとって恐ろしい体験、つらくて逃れられない体験が常に続いている場合です。

どちらも心的外傷後ストレス障害とはいえ、
その発症となる出来事の性質が違っているので、これらは同じと考えるには無理がありそうです。

以上の説明も含め、
YouTubeにて解説動画を作っておりますので、よろしければそちらもご覧いただけると励みになります。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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