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過去を変えられない、ほんとに?

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※この記事は、2019年1月22日に配信されたメルマガからの一部抜粋です。

「過去は変えられない」と、心理学では言われます。
変えられるのは未来だと。

でも、そういえばキングコングの西野亮廣という人は近畿大学だったかのスピーチの中で、過去は変えられる話をしていました。

結局どっちなんだ?と思うけれど、私の意見としては、過去は変えられます。

過去は変えられないという人たちの中には、「過去のことを考えても変えられるわけじゃないから、もっと未来を見ていこう」という意図を持ってそう言っている人たちもいます。

それは確かにそうなんだけど、だからといって「過去なんてどうでもいい」とは、私は考えていません。

過去はその人にとって貴重な資源。
私はそう考えています。
今、その人にとってその過去がものすごくつらくてしんどくて、とても恐ろしかった体験だったとしても、その人しか体験してこなかったその過去は、その人の大切な資源です。

「同じような体験をわたしもしたよー」
って言う人がいるかもしれない。
でも、それは絶対に同じではないと私は考えます。
人は無意識のうちに自分の体験に寄せながらそういう話を聞こうとします。
つまり自分のサングラスで相手の生きた世界を見ようとするから、同じような体験に見えるんだけど、実際には、人はみんなユニークな存在だから、その人その人でちがう体験をしています。

その貴重な過去、その人だけが体験した貴重な過去を、そう簡単にブロックしたり、消し去ろうとしたり、見なかったことにすることだけが幸せなこととは限りません。

もちろん見たくないものは見なくてもいい。
その人がどう生きるかはその人の問題だから。

けれど、自分だけが体験した過去を自分の現在や未来のために、あるいは誰かの現在や未来のために何かしたいと思っているならば、その過去は必ず変えることができます。

たとえ〇〇さんの過去がものすごく真っ黒の世界だったとしても。
オセロのように一発で白に変えることができるかもしれない。
それは「現在」によって。

現在をどう生きるか。
今ここで、何を感じるか。
今ここで、何を思うか。
今ここで、私たちはどう行動するか、あるいは何もしないのか。

わたしたちの過去は、現在によって変えることができます。

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【執筆者】 心理カウンセラー 島 幸樹(しま さちき)
Heart Trust Communication 代表。対人関係・コミュニケーションのセミナーや研修、また、教育に関連するテーマの講座と心理カウンセリングを主に行っている。人間学、臨床心理学を大学で専攻し、卒業後は学習塾の講師、教室長、また経営に15年携わり、多くの子どもたち、保護者の方たちと関わる。2017年から心理カウンセラー、心理学講師として、子どもの不登校、ひきこもりの悩みを抱える親御様、また職場の人間関係等でメンタルヘルス不調を抱える方々へのカウンセリングを行っている。
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