ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
恥をかいたり失敗したくなかったら
1番良い方法は、
はじめから何もしなければいいわけですが、
何もしなければ、
そう、
そもそも何もはじまらない
というのはいろいろなところでいえそうです。
たとえば将来の目標を立てるとき
自分の進路を決めるとき
「自分がどうしたいのかわからない」
という声はよく聞きますし
私自身も振り返ってみたら
言ってたことがあったかもしれません。
見渡せば
いろんな世界が広がっていて
いろんな人たちがうまくいってて
自分を知る方法ならいくらでもありそうなものだけど
「自分がどうしたいのかわからない」
自分のことがわからない
どうしてなのでしょう。
目について考えてみます。
私たちの目というレンズには
そこに存在するものは漏れなくすべてが映っているはずです。
でも全部が「見えている」わけではありません。
私たちはレンズに映ったすべてのものを
「見えている」
と認識しているわけではなくて
「見たいもの」だけを選んで認識しています。
腕時計を見て時間を見たいとき、
時計のベルトの汚れには気がつかないかもしれません。
これを『選択的注意』といいます。
目を例にしましたが
このことは目以外の感覚すべてにいえることです。
そして逆に
「見たくないものを見えないものにする」
「聞きたくないものを聞こえないものにする」
という働きもあります。
これを『知覚的防衛』といいます。
見えないふりをしたり聞こえないふりをしているのではなくて
目や耳は実際に通しているものの、
これは本当に見えてもいないし
聞こえてもいません。
とはいえ、
無意識的な働きなのだから
もはやどうしようもない
と言い切るにはもったいないと私は考えています。
「気づき」
このことほど自分自身を成長させるものはないと私は信じています。
「自分がどうしたいのかわからない」
それって本当でしょうか。
前に進むこと
未知の世界を生きることって
ものすごく大きなリスクを伴う。
怯えや覚悟。
もしもうまくいかなかったら……。
見えないように
聞こえないように
感じないようにしていること。
目を開き
耳を傾け
心を開くことで
得られることがあるとしたら。
本当の自分とは
まず「気づく」ことから。
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心理カウンセラー・講師 島幸樹（しまさちき）
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学／カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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