
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
※この記事は、2月25日配信のメルマガ「心がスーッと楽になるメルマガ」から一部抜粋したものです。
このメルマガはメンタルについて書いているので、経営戦略のためのものではないんですが、今回は「ターゲットをしぼる」ということがテーマです。
特に個人経営をしている人ならば、アチコチでお聞きになることと思いますが、お客様のターゲットをしぼりこんでお仕事をしなければ、なかなか良いお仕事はできなくなるのです。
心理カウンセラーの私であれば、例えば夫婦関係に悩む人を対象にカウンセリングをするのか子育てなのか職場の人間関係なのか。
あるいは、子ども対象なのか、20代なのか40代なのか70代なのか。
男性なのか、女性なのか。
どんな症状を抱えている人なのか。
などなど。
そういうものをセグメントして(層に分けて)、そのうちどの層の人を狙っていくかを考えていかなればいけないのかもしれません。
これがターゲットです。
「どんな人でも、とにかくすべての来てほしいです!」
と言っても、なかなか来ないだろうし、来たとしてもどういうわけか「あんまり来てほしい人じゃない人」が来た、なんてことも珍しくありません。
すべての人に来てほしいと言ったくせに、「あまり来てほしくない人が来た」というなんて、ほんと勝手な話なんでしょう。
でも、どうしてそういうことになるかというと、ターゲットをしぼっていないことが原因だったりします。
さて、ここからが経営というよりも心理学の話です。
生きていくうえで必要なものは大きく分けて2つあると私は考えています。
ひとつは武器、そしてもうひとつは仲間です。
★
武器というと鉄砲とかミサイルとか、そういう物騒なものを思い浮かべてしまう人もいるかもしれませんが、そういうことではありません。
私たちは、これまで生きてきた中で身につけてきたたくさんの武器を持っています。
怖い人に声を掛けられたら、それをサッとかわす方法を学んできた人もいれば、大声で叫ぶということを知っている人がいるかもしれません。立往生して何もできないということばかりではありません。
おなかがすいたときは、冷蔵庫を開けて何かを探すことを知っているし、何もなくても買いに行くかもしれません。もう寝てしまえ!という選択もあるかしれません(笑)誰もが飢え死にするわけではありません。
これからは一例ですが、私たちはこれまでの人生過程の中でいろいろな経験値を持っていますが、その経験値、方法、選択肢が今ここでの私たちの武器です。
★
そしてもう一つは仲間。
問題が起きたとき自分一人で何もかも考えたり行動したりしなければいけないわけではなく、周りをまきこむ、つまり誰かに協力してもらうことも生きていくうえで大切な要素です。
ところで、私たちの命には限りがあり、またこの世界の人口を考えると、当然ですが私たちは一生のうちで「出会う人」の数よりも「出会わない人」の数の方が圧倒的に多いです。
当たり前ですね。
そんな中で私たちは、誰と出会いたいのか。
どんな人と出会い、どんな人と一緒にいたいのか。
それを自分軸で考えることができます。
そして、それを自分軸で考えることによって、本当にそういう人と出会い、一緒になることができるというのが、不思議だけれどの必然の心のメカニズムのようです。
心に浮かんだとうりにしかなりませんから。
★
さて今回のメルマガテーマは、ターゲットはしぼるということでした。
ターゲットをしぼるというとどんなお客さんを狙っていくかということなのですが、それは同時に「どんな人と一緒に生きたいか」ということなんだと私は思います。
その人と一緒にいたいと思える人こそ、お客様としてお迎えしたい人なんですよね。
ターゲットという言葉は、私にはちょっとヒヤッとする印象があります。
結局は誰と一緒にいたいかという意味なんじゃないかなというのが私の考えです。

心理カウンセラー島幸樹の「心がスーッと楽になるメルマガ」
では読んでくださる皆さんの心に届き、読むだけで気持ちがスッキリする心理学、もっと素敵に生きられる心理学をメールマガジンにてお届けしています。
どうぞご登録ください(無料)。お待ちしています。
→心がスーッと楽になるメルマガの購読申し込みはこちら
心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
さらに詳しい自己紹介はこちら。