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映画「花束みたいな恋をした」を見て、言葉を持つということは体験なんだということを思った話

2021年3月1日
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ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。


映画館で「花束みたいな恋をした」を見てきました。
やっぱり映画って良いです。
普段の生活環境を離れた
あの一種独特の空間の中で
いつのまにかその世界の中に
没入してしまっていたことに
気がつくのは映画が終わってからの話。
その最中は登場人物の心にしっかりと感情移入しています。

最近、映画を見に行く割合が高くなっているかもしれません。

菅田将暉さんも有村架純さんも
その演技がとても素敵でしたし
個人的には私、
原作でしょうか、
脚本でしょうか、
映画の中のセリフが好きです。

※以下、少しだけネタバレです。

電車に乗るというところを
電車に揺られると表現するところや、

好きな言葉は替え玉無料、

何かが始まる予感がして胸が鳴ったけど
ドライヤーの音が消してくれた、

とか。

あんまり書くとつまらなくなるので
ここらへんで。

物語はいたってよくある若い二人の
ラブストーリーなんだけど、
ただ淡々と心が動きました。

サブカルチャー好きな二人は
あまり一般的でない固有名詞や表現方法、
つまり言葉を使って生きてきたようです。

そんな二人がある日偶然に出会い
共通の言葉を使って分かり合えることで惹かれ合い
そして一緒になるというはじまり。

言葉を持つということは当然ながら
ただ情報交換の役に立つだけでもなければ
単なる会話するためのものでもありません。

言葉を持つということは

言葉を持つということは
その世界を体験するということ。

言語相対性仮説
別の言い方で、
サピア・ウォーフ説というものがあります。

サピアという人とウォーフという人が立てた仮説だから、サピア・ウォーフ説です。

これは言葉というものが
私たちが生きるこの世界をどう認知、認識するかということを規定するという説です。

たとえば氷雪地帯に住むエスキモーの人たちは
「白」を表す言葉がたくさんあるそうです。
私たちにとっては同じ「白い雪」も
エスキモーの人たちにとっては
「~のような雪」のような表現がいくつもあると言います。
それを識別することによって
例えば「もうすぐ強い吹雪が来るぞ」だとか
そういうことを予測できたりするのでしょうか。
私にはちょっとわかりません。

日本語だと「雨」に関する表現が多いですね。
春雨とか夕立とか霧雨とか
雨は雨でもやっぱりそこはちがいます。

これは言葉がちがうというだけでなくて
私たちがこの世界をどう認識しているか
現実のとらえ方に私たち特有のものがあるんです。

英語では兄も弟もbrotherだけど
私たちの言語には「兄」や「弟」があります。
お兄ちゃんと弟は、
私たちにとってやっぱり違うんです。

アマゾンの奥地に
ピダハンという部族がいるそうです。
彼らの言葉には数を表すものがないといいます。
1とか2とか3とか。
自分がユニクロで
2着10,000円のシャツを買った後に
同じシャツを3着10,000円で
売ろうとしている店員さんがいたら
「おいおい!」と私なら突っ込みそうなのですが、
そういう状況になるような問題がない文化だから、ここでは数を表す言葉がないということなのでしょうか。
私にはちょっとわかりません。

いろいろと話が逸れましたが、
つまり私たちは何か言葉を知ることによって、
その言葉を使ってこの世界を認識するようになる
ということです。

たくさんの人たちが
同じ駅を使って
同じ電車に乗って職場へ向かったり。
同じオフィスの中で
同じプロジェクトに向き合って仕事をしています。

同じ駅、
同じ電車、
同じオフィス、
同じプロジェクト。
だけど私たちはそれらを
同じようには認識していないのかもしれません。
普段ずっと同じ言葉を使う人間同士なら
ある程度同じなはずですが
それでも実は他の大勢多数の人たちとは
違う言葉を持っていて
少しだけちがったものを見ながら生きている人だっています。

そんな毎日の中で
ある日偶然、
自分と同じ言葉を使う人と出会うことが
できたということは
自分と同じようにこの世界を見ている人と
であうことができたということです。

私は本を読んだり映画を見たり
勉強したり、人から話を聞いたりして
新しい言葉を覚えることがとても好きです。

新しい言葉を覚えることの魅力は、その言葉の観点で世界をとらえられるようになることです。

その言葉の観点で世界をとらえてきた人との出会いは、本当にかけがえのないものになります。

言葉は単なる道具ではありません。
言葉は、体験なのです。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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