
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
「良い側面」「良いところ」「良いこと」なんて何も見つからないです。
リフレーミングできません!
※先日の記事の続きです。そちらもどうぞご参照ください。
たしかにそう思われるお気持ち、
今お読みいただいて方もそこに共感されるかもしれません。
ただ、そこには前提として
「良い⇔悪い」
「ポジティブ⇔ネガティブ」
といった<二項対立>が頭の中でイメージされているように思うのです。
私たち、けっこうこういう思考に慣れているようです。
「正しい⇔間違っている」
「明るい⇔暗い」
この世の中の認識を二つのものに「分ける」んですね。
「分かる」と「分ける」は同じ語源。
分けることが分かることなんでしょうね。
でもそうするとやっぱり、
悪いことは良くなくて、
良いこと正しいことに持っていこうとしてしまいがちです。
だけど皆様、
リフレーミング
つまり物事の視点とらえ方を変えるということは
ネガティブをポジティブにすることだけではないんです。
ネガティブも立ち位置を少し変えれば
10も20もちがう見え方ができるし
逆にポジティブにも10か20のちがう見方があるだろうし。
そして、そのどれか1つが正解!というものもなくて、
どれも本質的には同じなんだから
10なら10、20なら20を全部まるっとそのまんま受け入れるということがリフレーミングの本当の意味なんじゃないかなと私は考えています。
「リンゴの絵を描いて」と言えば
おいしそうなりんごを描く子もいれば
まずそうなりんごを描く子もいるけど
それだけが基準じゃなくて
不思議なりんごの子もいるし
繊細なりんごの子もいます。
描けないけれどニヤニヤと思い描いている子もいるかもしれません。
親ならわが子にもしかすると
上手とかダメとかそういう基準で見てしまうことが
あるかもしれないけれど
本当は上手とかダメとかそれだけがリンゴの絵の見方ではないですよね。
リンゴを描こうとする姿とか
リンゴの絵そのものを
まずは全体として受け入れてみる。
そもそも私は普段からAかBかという発想があまりなくて
AもBもという発想が大好物です。
たぶんこの世界のいろんなものは、
AもBも(CもDもEも……)全部まるっと全体で1つだと信じています。
だからそもそも
どっちかをどっちかに無理やり頑張って持っていこうとする考えがないんでしょうね。
良い⇔悪い
正しい⇔間違っている
二項対立のイメージからスッと離れてみると、
また少し世界が変わって見えるかもしれませんね。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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