
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
たとえばカフェでお茶しているときなんかに、
他人の悪口を聞いてしまうと、テンションが下がってしまうことがあります。
自分の悪口を言われているわけでなくても、嫌な気持ちになることがあります。
自分自身が、他人のことを悪く思うことがあったり、ネガティブな感情を抱いているときも。
やっぱり良い気分ではありません。
そのときそのときのいろんな思いがあるんだけど、他人のことを悪く言ったり思ったりしているときというのはその人に対する嫉妬だったりヒガミがあったりすることがあります。
嫉妬もヒガミも、どちらからいえばネガティブな感情。
嫌な気持ちになるときに心の中にあるものは、どちらかといえばネガティブな感情。
だから私たちは思考のチェンジをしようとして、
前向きにとらえなおしたり、そこから得られるポジティブなものってどんなもの?って視点を変えて考えることができるのは人間の頭の良さなのかもしれません。
とらえかたで私たちは幸にも不幸にもなれるから。
そしてそれらを「学び」に変えたり、「感謝」に変えたりして、起きた出来事や自分自身をポジティブなものにしようとすることはけっこうあります。
だけど。
そこにもし自分自身、不一致感があるとすれば、やっぱりしんどくなるんじゃないのかなって私は思います。
ポジティブにリフレーミングしてみたけれど、
学びとか感謝に変えてみたけれど、
どうもしっくりこない。
なんか、違和感。
なんか、モヤモヤした気持ちの悪さ。
でも、それでしっくりきているように自分自身に思い込ませようとがんばること。
それはしんどい。
誰のため?
そんなことよりも、ネガティブな感情(そこに人はネガティブとかポジティブという価値観のラベルを貼っているけれど)にはそれ自体に何か意味があるはずだと思います。
無理に、ネガティブな自分を抑えこもうとしてポジティブ変換しようとしなくていいわけで。
雨の日に、「家でゆっくり過ごせっていうことだな。ああ良かった」と。
それもそれでいいんだけど、心からそう思えるときにそれは意味があるのであって、無理して頑張って「家ですごせて良かった」「自然の営みに感謝」の発想に変換する必要なんてありません。
「雨やん! なんでやねーん! もーーーーーー!!!! うっとおおおしいいいい!!! 腹立つなぁ!!
せっかく外に出かけようと思ったのにーーー!」って、まず思うならそれもまたそれで。
嫌なことはあります。
しんどいときもあります。
こんなこと言うべきじゃないよね。
他人に話して、相手を不愉快にしたり周りの空気を悪くしたりすることが社会的に良くないなって考えることは人として当然。
人間関係を良くしたいのであれば悪くしたくないのであれば、その場でどうするのが一番適当かを考えるののもまた大人。
でも、だからといって心の中から自然にわいてくる感情。
ここにもちゃんと向き合って、ありのままの自分自身と対話することも私は必要な時間だと考えています。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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