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あなたは心理学から何を学ぶ?

2018年8月11日
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ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。


ある方のカウンセリングセッションをしていて、終わった時に改めて思ったことがありました。

心理学の知識や技法っていろいろあるけど、目の前の人と会話のやりとりをしているその瞬間は、そういうのん関係ないですね。
その時そこにあるのは今目の前にいる人との人間関係だけなんです。

例えば、
話の聴き方。
共感の仕方。
僕も講座の中でお話することもあるし、スキルをお伝えして実践していただくんだけど、そういうことって実はお互いの関係性の中で自然に出てくるものです。

相手の言葉を繰り返すことで相手は「聞いてもらえてる」という安心感を持ちます。
とか、
相手に何か言うときは「あなた」を主語にするのではなくて「わたし」を主語にして話せば、相手は責められた感じを受けないので、スッと聞いてもらえます。
とか。

確かにそれはそれで1つの方法論なのかもしれません。
でもそれをそのまま使うというよりは、しゃべっていたら自然に相手の言葉も繰り返すだろうし、流れとして自然に「わたしはね、こう感じるよ」ってことにもなるだろうし。
その場の関係性において、必ずそうしなければいけないっていうものなんて、何もありません。

相手の話をすべて受け入れましょう、と教えられることもあるけど、そのときそのときに相手に対して「それはおかしいやろ!」って思ったり、思うだけじゃなくて、「それはおかしいやろ!」って伝えるときだってあって当然。

結局は
その場の関係性において起きることがすべてなんですよね。
それなら私たちはどうして学ぶんだろう。

歴史を学ぶ意義。よく話題に上がります。
昔の出来事を勉強していったい何の意味があるのか。

それは要は、過去の出来事から未来のことを考えるために、歴史は学びます。
「1582年、本能寺の変」って、年と出来事を覚えること自体にそれほど意味はなくて、織田信長がどういう人物だったのか、どんな生まれで、どんな生き方をしたのか。
一方で明智光秀はどういう人で、どこでどんなご縁で信長に出会い、何を考えて。
さらにその時時代はどんな背景で、どういう流れで本能寺の変が起きたのかを学ぶことはそれ自体でも面白いことです。
そして、そこから今の自分は何を考えて、何かをする時に生かせることがあるならそれは何か。
歴史というのは人間が作ってきたものなので、それを知ることで僕たち人間は何かの気付きがあります。

聴き方とか共感の仕方それ自体は、わざわざ学ぶものではなくて、普通の人間関係があれば、自然に出来ているものなのかもしれません。
それでも、それを学ぶことで何らかの気付きがあって、未来を変えていけそうならば、それは意味があるし、大事なことだと私は考えています。

ところで歴史の中でも私は特に人物史が好きです。
それは心理学でも同じこと。僕は心理学者や精神科医の、その人の人物像を学ぶことが好きです。
どんな生い立ち、環境で育った人が、どんなことを考え、どんな理論に至ったのか。つまり、心理学の理論には必ずその人の人生の経緯があります。
特に心理学というのは心を扱った学問なので、どんな心理学者も精神科医も、自分自身の心で起こった出来事や内面世界をベースにして自身の理論を構築してきました。
私はそれを学ぶことが好きだし、伝えることも好きです。
そしてそういうことを知ることによって、気付きがあります。
受け手であるこちらにも当然、心の出来事あるいは内面世界があるから、どこか結びついたりします。人間ですから。

そういう学びが大事だと私は考えています。

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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