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奈良・大阪│Heart Trust Communication

愛することと働くこと

2020年3月21日
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内面の美しさ、外見の美しさ。
いずれにせよ、それは健康があったのことだと思うのです。

無意識、潜在意識を発見した20世紀の偉人、精神科医のフロイトは晩年、弟子から「健康な大人の条件とは何か」と尋ねられたとき、次のように答えたといいます。

「愛することと働くこと」

ニュースを見ても誰かと話しても、話題はコロナウィルスのことばかり。
公私どちらも自粛ムードで、なかなか思うように動きにくい現状の方も多いかもしれません。

こんなとき、私たちの心はストレスが蓄積し、不健全になりがちです。
でも、だからこそ、健康な大人の条件のことを私は思い出したい。

愛することと働くこと。

どう思われますか?

精神分析の言葉にリビドーというものがあります。
簡単にいうと「人を突き動かす無意識の底のエネルギー」です。

幼い子どもだったら、このリビドーはたいてい自分自身に向かっています。
お菓子屋さんに行けば、自分が欲しいものを見つけますよね。
「あ、あのチョコ食べたい」
「あ、これ美味しそう」とか。
このときの「あ、」は自分に向かっています。

一方、例えば今読んでくださっている方にお子さんがいらしたら。
または愛する誰かがいらしたら。
ご経験あるかと思うのですが、
「あ、この服○○ちゃんに似合いそう」
「あ、このお菓子○○クンがほしがっていたな」とか。
このときの「あ、」は他者に向かいます。

リビドーが向かう方向が自分自身から他者へと移ること。
それが健全に子どもから大人になるということであると、フロイトはいいます。

「愛することと働くこと」に話を戻しますが、これってけっこう深い言葉だなと私は思います。
愛することも働くことも、どちらもエネルギーが他者に向かうことによってできることです。
その動機はもしかしたら「自分にかまってほしい」という気持ちや、オラオラ系の自己顕示欲なのかもしれません。
それを大人は他者を大切に思う愛の形に、あるいは他者のために労働をするという形に変えることができます(これを精神分析では「昇華」といいます)。

自粛自粛の今、行動が制限される今だからこそ、自分がどうあるべきか、どうありたいかを考えたいと私は思います。

愛するといっても「わたしにはそんな相手がいません」
という方がいらっしゃるかもしれません。
働くといっても「職場が閉鎖されていて自宅待機中です」
という方がいらっしゃるかもしれません。

だけど、愛するといっても特定の誰かを指しているわけではないし、働くといっても職業という意味での働くことだけを指しているものではありません。

愛することと働くことを土台にしたとき、自分が今できることは何でしょう。
今だからこそ考えられることってどんなことでしょう。
ご自身のリビドーはどこへ向いていそうですか?

お読みいただき、ありがとうございます。

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【執筆者】 心理カウンセラー 島 幸樹(しま さちき)
Heart Trust Communication 代表。対人関係・コミュニケーションのセミナーや研修、また、教育に関連するテーマの講座と心理カウンセリングを主に行っている。人間学、臨床心理学を大学で専攻し、卒業後は学習塾の講師、教室長、また経営に15年携わり、多くの子どもたち、保護者の方たちと関わる。2017年から心理カウンセラー、心理学講師として、子どもの不登校、ひきこもりの悩みを抱える親御様、また職場の人間関係等でメンタルヘルス不調を抱える方々へのカウンセリングを行っている。
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