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心がスーッと楽になる心理カウンセリング・心理学講座│Heart Trust Communication

「やりがい」とか「目的意識」とかを持っていたいと思う

2020年3月1日
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ズローという心理学者は、人間の欲求を5段階に分けた「欲求階層説」を唱えました。
というのはもはや古い話で、「え? 今さらマズロー???」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

私はそうは思っていなくて、自分自身の今とこれからの生き方を考える上でも貴重なものだなぁと思っています。

マズローの欲求階層説と、今の世の中で起きていることを見比べてみたら、まったく古くないんです。

「やりがい」とか「目的意識」とかを持って生きていたいなぁと思うとき、いつもマズローの説を思い出します。
で、その話をする前に、簡単に欲求階層説の復習なのですが、テキストにするのも時間がかかりそうなので、先日アップした私の映像講座をどうぞご覧くださいませ。

短い動画なので、簡略化してお伝えしています。

要は、下の層に食べ物や睡眠、家や暖房器具などの物質的欲求があり、そこから愛や所属の欲求、承認されたい欲求、そして自分自身でありたい欲求といった精神的欲求が上の層にあります。

物質的欲求をある程度満たされると(完璧に満たされなくてもよい)、次に私たちは精神的欲求を満たそうとします。

私たちが生きている社会は、物質的なものはある程度満たされている社会です。
こういう時代のこういう環境の中で生きられていることに感謝します。

でも、それでも幸せじゃない人もいて、幸せじゃないときもあって、病気で死ぬ人よりも自殺で亡くなる人の方が多くて、世の中はどうなっているんだろうって思うんです。

で、
あ、そっか、って考えました。
物が豊かになるだけでは幸せとは言えないんだ、と。
もちろん物が豊かなことは嬉しいことだけど、そのことと幸せはイコールじゃない部分もあるんだ、と。

物がある程度豊かになったというなら、今度は私たちはもっと、自分のやりがいとか目的意識で生きていけたら良いんじゃないかなって思うんです。

絵を描くのが好きな人はもっと自分らしい絵を描きたいという欲求を持って絵を描いてほしい。
野球とかサッカーとかスポーツが好きな人は、もっと自分の目指すプレイであったりプレイヤーに向かっていってほしい。

一番上の層の「自己実現欲求」というのは、自分の心の中にある夢や目標や理想、ありたいゴール、そういうものをどんどん追求していく欲求。
そういうので生きていけたら良いなぁと私は考えています。

でも、なんとなく感じることなんだけど、そういった「やりがい」とか「目的意識」とかが薄れていて、なんとなくなんだけど、自己実現欲求が見えないというか、見せない方がいいというか、それじゃない欲求で生きているような時代の風潮といったものを、感じなくもないです。
なんとなくだけど。

感じられるのは、便利なスマートフォンとかSNSとか、やっぱり物質的なもの、道具への執着が大きいのかなぁってこと。

でも、それは物質的なものを求めているとは限らない、所属感や承認とか、つまり「自己実現欲求」の下の層の部分なのかな。

スマホがあってSNSがあって「いいね!」があって「既読」があって。
本来はそれらって所属の欲求や承認欲求を満たす役割があったはず。
だって昔だったら絶対に知らなかったお店を遠くに住む人から教えてもらえたり、出会えなかった人とも出会えるようになりました。
昔だったら自分だけがブツブツ考え事していたようなことを、他の人に「すごーい」って言ってもらえたり、「ありがとうございます。役に立ちました」って言ってもらえたりします。
自分の存在を受け止めてくれる人たちが昔より多くなりました。

なのに。
本来はそうだったはずなのに、それらがかえって疎外感を持つきっかけになったり、寂しい思いをさせるツールになったり、より求めることに躍起になりすぎることにつながっています。

つまり、所属の欲求とか承認の欲求がいつまでも満たされず、ものばかり新しいものが生まれ(つまり企業はそれをどんどん売るようになり)、手に入れるんだけど、それでも飢えて。

精神的欲求がいつまでたっても飢餓状態のまま。

この飢餓状態から脱することができればいいのに、って思います。
本来は所属感や承認を満たすはずの機械や機能が、より飢えにさせているというのであれば、そこから少し、距離を置いてみたらどうだろう
全部捨ててしまうのではなくて。
全部捨てる必要はない。
だってそれは便利だし、所属感や承認をある程度満たしてくれるものだから。
少し、距離を置くんです。
少し距離を置いても、実はそんなに植えない。
というか、少し距離を置いた方が、むしろ満たされる。

そうしたら次に
「自分はどんなふうでありたいなぁ」とか「自分はどうなりたいなぁ」とか、そういうことに気が向いていけば良いなと思うんです。
やりがいとか目的意識を持って生きろ!と言いたいのではなくて、所属感とか承認とかを売るモノに影響されすぎてしまっているんじゃないかとか、そういうもののあおり運転に自分自身の生き方が妨害されてしまっているんじゃないでしょうか。

幸せって何だろう。。。

お読みいただき、ありがとうございます。

【執筆者】 心理カウンセラー 島 幸樹(しま さちき)
Heart Trust Communication 代表。対人関係・コミュニケーションのセミナーや研修、また、教育に関連するテーマの講座と心理カウンセリングを主に行っている。人間学、臨床心理学を大学で専攻し、卒業後は学習塾の講師、教室長、また経営に15年携わり、多くの子どもたち、保護者の方たちと関わる。2017年から心理カウンセラー、心理学講師として、子どもの不登校、ひきこもりの悩みを抱える親御様、また職場の人間関係等でメンタルヘルス不調を抱える方々へのカウンセリングを行っている。
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