
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
わたしというものはわたしの中に存在するものじゃなくて、お互いの関係性の中に存在しています。
普段私は心理学の講座の中で、たとえばエゴグラムの話をするときは「心の中にあるいろいろなわたし」というお話をします。
そうすると「わたしこのタイプだわ」とか「あの人これよね」といった性格判断みたいに受け取られることも多いのですが、本当はそうではないんです。どちらかというと、「あー、この人との関係において、わたしはこういうパターンが強く働きやすいかもなぁ」という感じの方が近いです。
子供に対してはイライラをぶつけてついあたってしまう、それはわたしと子供の関係性の中に存在する「わたし」です。
それがどうしてそうなるのかは、A子さんのこれまでの人生が関係していたり、そこにいる子供に過去の誰の姿を写しているのかが関係していたりするのかもしれないけど、その分析は今はさておき、A子さんと子供との関係性の中においての「わたし」や、旦那さんとの関係の中においての「わたし」や、友人との関係においての「わたし」がいるということです。
わたしはわたしの中に存在しているわけではありません。
「わたし」って「渡し」だから、向こう(相手)に渡してはじめて「わたし」になるんじゃないかな。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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