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セルフケア:「闘争か逃走か」反応 2

2021年3月12日
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ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。


「ストレス」というのは扱いが難しいですね。

たとえばコロナやインフルエンザなどの「ウィルス」や
炎症や腫瘍などは
実際にそこに存在するものなんですが
「ストレス」というのは
確かに外部からの何らかの刺激が元ではあるけれど
それを「ストレス」に仕立て上げるのは私たち自身です。
ある意味、
私たちは私たちが自分で作り育てた「ストレス」というものに悩まされているという難しさ……。

さて、前回の続きです。
前回の記事を読まれていない方は
↓こちらをどうぞ

⇒前回 「闘争か逃走か」反応 1

 

先日の映像講座では、汎適応症候群についてお伝えしました。

そこでもお伝えしているように、
外部からの何らかの刺激がストレッサーになったとき、
つまり身体(生体)がそう認知したとき、
ショック相といって、身体の機能は一時的に低下します。

けれど
いつまでもその状態にとどまるのではなくて
身体はもう一度もとの状態に戻ろうと働きます。
これが図でいうと、反ショック相。

このショック相と反ショック相の段階を合わせて、アラーム期、警告反応期といいました。

このとき、
自律神経ではどんなことが起きているか。

自律神経系には、二つに分けて

交感神経と、副交感神経があります。

自律神経は身体を一定の状態を保とうとして働くわけですが、
そのために交感神経は身体を緊張させる方向に働きます。

その逆に副交感神経は身体をリラックスさせる方向に働きます。

具体的にはいうと
交感神経は血液の流れを早くしたり、呼吸を早くしたりするよう働きかけ、逆に副交感神経は血液の流れを落ち着かせ、呼吸をゆっくり整えたりする働きがあります。

この二つが通常はバランスよく働いていて、身体は正常を保っています。

ところが、ストレス要因になる何らかの刺激(ストレッサー)が外部からやってくると、

身体はそれと闘うか、

またはそれから逃げるかしないといけません。

その闘うか逃げるかの身体の準備のことを

「闘争か逃走か」反応

といいます。

これはキャノンという生理学者によって使われた言葉で、
「闘争か逃走か」
語呂が言葉遊びみたいになっていて面白いんですが、元の英語も「fight-or-flight」反応なので、よく似たような訳語があったものだなぁと個人的には感心しています。
ホメオスタシスの考えも、同じくキャノン博士によるものです。

自律神経でいうと「闘争か逃走か」反応を起こしているときというのは、交感神経が強く働いています。
呼吸を早くし、血液の流れを早くして、身体中に巡らせて、ストレッサーと闘うか逃げるかの準備をします。

犬や猫が敵と向き合って、毛を逆立てたり歯をむいたりしているのが、それです。

この反応はもちろん一時的であれば生体にとってプラスです。
外部から侵入しようとする「敵」に対して私たちは身を守らなければいけません。

ところが過敏になった交感神経がなかなか落ち着かず、
いつまでもピリピリと緊張状態のままでいる状態が、適応症候群の動画でお伝えした「抵抗期」が長引いている状態です。

これがさらにさらに長引いてしまうと、、、というお話を動画ではお伝えいたしましたが、そうなる手前のところで私たちは意識的に予防、セルフケアをしていきたいですね。

過敏になりすぎたかもしれない交感神経から、リラックスの働きをする副交感神経へ。
具体的には、休みこと。
横になったり、呼吸法をしたり、睡眠をとったり。

その方法は、いくつあってもいいのではないかなと私は考えています。
皆さんなりのセルフケアを見つけてくださいね。

それから、冒頭に書いたように、
外部からの何らかの刺激に対して
私たちがそれをストレスの元となる「ストレッサー」だと認知することによって身体は闘争逃走反応を起こします。
だけど、そもそもその刺激はどれくらい私たちの身体と心を脅かすものだったのでしょうか。
交感神経は自分の意思でコントロールすることは確かに難しいかもしれませんが、もしかしたら私たちの認知の在り方からのアプローチ、刺激に対する構え方を何か学べることがあるかもしれません。
でもそれについては、また後日……。

少し長くなりましたが、
以上、ストレス反応、「闘争か逃走か」反応についてのお話でした。

ところで、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という言葉をご存じですか?
感受性が敏感で疲れやすい人、などと訳されたりしますが、これについてアーロン博士によるテストページがあります。
よろしければぜひやってみてください。

⇒やってみる

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
さらに詳しい自己紹介はこちら。

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