
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
子ども「ごめんなさい」
親「何よ!その態度!!」
目は口ほどに物を言うと言いますが、それはたぶん間違いなさそうです。
コミュニケーションには次のような法則があります。
「言語による表面のコミュニケーション以外に、裏に何かメッセージを伴うコミュニケーションがある場合、その行動の結果は、表面の言葉ではなく、裏面のメッセージで決定される」
言葉によるものを表面の社交レベルといい、裏にあるメッセージを心理レベルといったりもします。
表と裏とにズレがあると、その後の2人(またはグループ)の行く末は裏のメッセージに引っ張られます。
ところで「占い」という言葉は、「卜」(うら)を「口」にすると書きます。
有名な占い師に占ってもらって、私たちがハッとしたりその後の人生に影響したりするのは、大切なことはいつでも裏にあるからじゃないでしょうか。
だから、誰かと会話をするとき、誰かの話を聴くときは、自分の裏に気づいていたいです。
裏のない人間になろうではなくて、裏があるならあるで自分自身がそれに気がついていたい。そして自分の裏のメッセージをできるだけ意識化(言語化)することに努めて、必要に応じて必要な方法で必要な分だけ相手に伝えたいと思うのです。
また、相手の裏も同じで、相手の裏の意図、この人が本当に伝えようとしているメッセージは表面のその言葉通りなのか、そうではないのかをしっかりと傾聴したいと思うのです。傾聴することの目的はそこだと思うのです。
裏を勘ぐることではありません。何かわからないから聴くのです。
裏のメッセージというのは言葉ではないから、はっきりとはそれが何なのかがモヤモヤモヤっとしていてよくわかりません。
わからないからこそ、そのモヤモヤモヤっとした気持ち悪さというか違和感として相手に伝わることがあります。
言葉で伝えているそれとは違うものがあるとすれば、本当に伝えたいことは何なんだろう。
それを丁寧に、こちらはこちらの先入観なしに聴いていきたいと私は思います。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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