
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
あの時同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が今はもう通わない
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度
———-北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」
ある花を見て、
または、ある花のことを考えたときに、
僕は美しいと言い、
僕は君にもまた美しいと言ってほしいと思った。
でも君はそれを美しいとは言わず、何かちがうことを心に浮かべ、
何かちがうことを言ったりするかもしれない。
僕はそれをとても悲しく思うだろう。
それをとても残念に思うだろう。
だけどそれは当然のことで、
僕が美しいと思ったのと同じように君もまた美しいと言うにちがいないということは決してなくて、君は君でちがうように思うだろうし言うだろうし、もしかしたら言いさえしないかもしれないけれど、つまり君は君らしくあればいい。
そんな君のことが好きなんだから。
もし僕がある花を見て、
または、ある花のことを考えたときに、
君に美しいと言ってほしいと願うのだとすれば、
「美しいって言ってほしい」とはじめに君に言葉で伝えることができたかもしれない。
そうすれば君は美しいと言ってくれたのじゃないだろうか。
それでも君は美しいと思っていないなら、
そうは言わないかもしれないけれど、
だけど僕は僕の気持ちとか願いを君に伝えることができたのだから、
そうもせずに美しいと言ってもらえなかったときよりも、だいぶん心は楽だったはずだ。
ある花を見て、
または、ある花のことを考えたときに、
二人で美しいと言えたとしたら、
それはとてもうれしいことだ。
だけど、そうでなかったとしても、
それもまた、僕たち二人にとって素敵なことだ。
一番よくないと僕が今思うことは、
ある花を見て、
または、ある花のことを考えたときに、
僕が君に美しいと「言わせる」ことだ。
君の感性も、どう思うかも、伝え方も僕には操作することができない。
それをするために君と一緒にいるわけじゃないし、
君自身の感性やどう思うかや伝え方が好きで一緒にいるのだと思うから。
僕は君と二人で一つになりたいのではなく、
一人と一人でありたいと願っている。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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