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A美さんとの出会い~過剰適応とカウンセリング~

2020年8月31日
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ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。


※この記事は、私のメルマガに掲載したカウンセリングの場面についての記事「A美さんとの出会い」を加筆修正して投稿したものです。

〇〇ちゃんって、
何を考えているかわからない」

一緒にいてると、
アレコレやってくれるし、
笑っていてくれるし、
話にも乗ってくれる。

だけど本当のところ、
「〇〇ちゃんって、何を考えているかわからない」

ある日、
友だちからそう言われたことが、
1年、2年、3年……
ずっと心に引っかかっている

とA美さんが私に打ちあけてくれたのは、
カウンセリング初日の、時間最後の方でした。

A美さんはアレコレやったり
笑ったり、
話に乗ったりしている意識はある?

私はそう問いかけました。

意識してそうしているわけじゃない。
でも気づいたら確かにそうしている。
家に帰って部屋に戻ると、
ドッと疲れている自分に気がつく。

気づくとたしかにいつのまにか、
「『だれかのために』わたし、そうしている」

 

自分がそうしたいわけじゃなくて?
と私。

 

 

「自分って、わからない」
と彼女。

 

ここ最近ずっと頭にリフレインするといいます。

「〇〇ちゃんって、何を考えているかわからない」

 

「過剰適応」とは?

この記事を読んでくださっている皆様へ。
私の手元にある本を一部引用します。

【過剰適応】
他者は自分に何を期待しているのかと人の心を読み取ろうとし、その空想に合うようにすることを指す。こういう人は他者を喜ばせたり、(中略)他者の方が自分より重要で、その人たちの欲求や要望を把握し解決することが自分の責任だと思っている。<中略>適応とよばれる能動的で意識される行動と同じではない。適応にはそうすることが理にかなうと考え、それに従おうと決めることが含まれる。
(「交流分析の理論と実践技法」
Stan Woollams・Michael Brown著 風間書房)

求められてそうするのではなくて、
求められる前に無意識に
先読み先回りして行動したり、
行動できなかったりします。

上の引用に
「空想に合うようにする」と
書いている通り、
相手がそれを求めているかどうかを
確認する前に、
空想して、
その自分の空想でまた
しんどくなるんです。

付け加えるとしたら、
相手のことを思ってそうしているというより
自身が傷つくことをひどく恐れているといった様子。

実際のところは、
過剰適応しなかったからといって
自身が傷つくことなんて
ないのだけれど、
本人は、そう、
過剰適応しないと、
できない自分は
傷つくのだと「思い込んで」います。

 

A美さんの気づき

確かにいつのまにか、
「『だれかのために』わたし、そうしている」

自分がそうしたいわけじゃなくて?
と私。

「自分って、わからない」
と彼女。

初日のカウンセリングのときに
私と話したそのやり取りが
今も残っていますと、
次のセッションのときに
彼女は話してくれました。

● ● ●

過剰適応をしている人というのは、
何か社会的に問題行動を起こしている
というわけではなく、
むしろ「いい人」なんです。
周りからは悪く思われていません。

だけど本人はしんどいときがあります。
それが冒頭の、
「〇〇ちゃんって、何を考えているかわからない」

● ● ●

第三者から見ると、
「いい人」なんだけど、
近づきにくいと感じられがち。

過剰適応の人は、
自分自身が傷つくことを恐れて
過剰に守ろうとして防衛機制が働きます。

それは第三者から見ると、
緩衝材がいっぱい詰まった壁を張りめぐらせ、
防護服を着てかまえられているイメージ。

本人にそのイメージ(つもり)はないんだろうけれど、
窮屈ではあるかもしれません。

● ● ●

コミュニケーションや人間関係というのは、
近づきたければ近づきたいほど、
心をオープンにしていきます。
相手を前にして徐々に薄着になっていこうとします。

でもこちらが徐々に薄着で
相手に向かおうとしたときに、
相手が過剰適応して、
緩衝材いっぱい詰まった壁の向こうで、
防護服を着てかまえていたら、
ちょっと……
近づきにくくなります。
だって自分だけ薄着になるのもリスクがあるから。

そうして、
「いい人」の距離感が保たれてしまう。

A美ちゃんとのカウンセリングが
本格的に開始したのは、
そのお話をした後からでした。

◆   ◆

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングとコーチング、そして心理学の学びをご提供し、未知の将来、未来の道に光を灯します。あなたが自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
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