
ありがとうございます。
心理カウンセラーの島幸樹です。
あんなことしよう、こんなことしよう。。。
何か新しいことを求める欲求を通常、人は持っているから、あんなことしたい、こんなことしたい、あんな人と会いたい、こんなものを食べたい、、、などいろいろ思います。この場合、刺激の欲求ですね。
で、そのあれをしようこれをしようはとても良いのですが、今日の時間やこの先の人生には限りがあるということなんかも考えると、「何をするか」だけじゃなくて、「何をしないか」「何をやめるか」の思考も大切だと思いました。
時間と心の断捨離です。
ところで心には、というか脳には「馴化」という働きがあります。
馴化とは、ある同じような刺激がずっと続くと、その刺激による反応が薄れたりなくなったりすることです。慣れたり飽きたりするわけですね。
はじめて乗る電車は車内の吊り広告にも座席の色にも景色にもアナウンスにも興味がわきます。つまり五感で受ける刺激に対して敏感に反応するんです。でもその電車に毎日毎日乗っていると、すぐに寝てしまいます。寝てしまうということは、いろんな刺激を脳はスルーしているわけです。だからハッと気がつくとすぐに目的の駅に着いています。これが馴化です。
通勤電車で寝てしまうのは本人がそれで快適ならそれで良いですし、目的地にも到着するから良いのですが、寝るということはつまり馴化というのは、なんとなく時が過ぎていってしまうということです。
さて、はじめの話に戻るのですが、あれをしよう、これをしよう、ということは、この先をどう生きたいのか、どう在りたいのかを考えるということにもつながると思うのです。
その上で、あれをしようこれをしようとリストアップしたときに、そのリストアップはそれほど難なくできるかもしれません。やりたいことだから。
でも、そもそもそれをやる時間がなかったり、心の余裕がなかったりすると、それらのリストは叶えられることはありません。
それなら、やりたいことリストだけでなく、やめることやしないことを決めていく必要があります。
じゃあ、何をやめればいいのだろう、何をしないことに決めればいいのだろうって考えたとき、そうだ、知らないうちに馴化してしまっているものをやめるようにしたらいいんだっていうところまでたどり着きました。
馴化しているとき脳はいろんな刺激をスルーしてしまっていて、なんとなく時間が過ぎてしまっています。気がつかないうちに。
それをやめたらどうなるのかっていうと時間ができて、新しいことにまた刺激を求めることができるんじゃないかと思うのです。
そしてそれが刺激的で有益な時間の過ごし方になれば良いですね。
さあ、あれしようこれしよう、のためにも、やめることしないことを決めて生きていこう。

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心理カウンセラー・講師 島幸樹(しまさちき)
Heart Trust Communication 代表。
カウンセリングと心理学の学びをご提供し、自分らしい生き方を見つけるお手伝いをします。
専門は教育、発達心理学/カウンセリング心理学。学習塾の経営を経て、現在は講師・研修業と心理カウンセリングを行っています。
大阪生まれ。奈良在住。
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