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心理カウンセリング・心理学講座のHeart Trust Communication

外の世界を知るということ

いつもありがとうございます。
気持ちがスーッと楽になる心理カウンセラー島幸樹です。

古典的な精神分析理論だと、幼い子供は母親との二者関係のあとに、父親が加わり三者関係が生まれ、ここで嫉妬や葛藤に苦しみ、父親殺しを体験すると言われます。

これはもちろん現実の世界で起こっているものではなくて、心の中だけの世界なのですが、とはいえ、それまでの心地よい環境が第三者と出会うことで壊され、ショックを受けるということなら確かに僕たちは何度も経験します。

社会集団の最小単位はおそらく家族だと思いますが、この集団内で当たり前で普通で快適だと感じていたことが、一歩外へ出て誰かと出会うことによって、今までのことが実は当たり前なんかじゃなく、普通なんかでもないことを知ることがあります。
子供はそういうことを幼稚園に行くようになったり、学校へ行くようになってハッとする経験をするのかもしれません。

たとえば先日、外で食事をしていると、近くに座っていた男性が自分に出された料理の中からグリーンピースを箸でつまんで、お皿の端に並べて避けていたんです。
そしたらその向かいにいた女性が男性のその様子を薄目になってちょっと引き気味で見ていて、そのあとは男性の方を見るのを避けて違うところをずっと見ていました。

僕が見たのは、ただそれだけのシーンなので、ここからは自分勝手な推測と解釈です。

ある家庭では、「嫌いなものまでわざわざ食べなくても良い」とまで考えているとまでは言わないまでも、嫌いなものを残すことを当たり前にしているかもしれません。良いとか悪いの問題ではなくて、そんなふうにその家庭の当たり前、もう家庭環境、家庭の風景になっていることは多々あるものです。
同時に、「好き嫌いしちゃだめ」と厳しく言われる家庭もあるし、「世界の裏側には貧しくて今日の食べ物もない子供たちが云々」と言う躾もあれば、「農家の人、畑の人が一所懸命に働いて作ってくださった」、「自然の生き物の命がね…」と言われた家庭に育った人もたくさんいるはずです。

けれど、自分の家族の中だけにいたら、そういう他の人の育ってきた環境のことがわかりません。いや、頭では理解できるかもしれないんですが、そもそも体に身についているものがあります。
だから大人になったある日、目の前の人がグリーンピースを避けているのを見て、頭では「ああ、嫌いなんだろうな、しかたない」とわかっていても、引いてしまう人はいるだろうし許せない人もいます。
また、グリーンピースを避けている本人は本人で、それが当たり前になっているからそうしているわけです。

ただ、もしも、これがデート中だったら少し困ったことになります。また、大切な商談中や上司との会合中だったら困ったことになるかもしれません。

グリーンピースを例に書きましたが、これは食事のことだけに限ったことではなく、普段の所作、行動というものは自分が自分の文化圏内では当たり前だと思いこんで体にしみついていることなので、けっこう自然に出るものです。
それがその文化圏の外で生きてきた人にとってみたら、ビックリなんです。ビックリならいいんだけどドン引きのときもあるかもしれません。

だけど、こうやって人は外の世界を知り、そのとき人は1つ成長します。
はじめに書いた母親との二者関係から父親を加えた三者関係への移行は、現実的に父親殺しをしてしまう話ではありません。そうではなくて、新しい世界を知ることによって1つ大人になることを意味しています。

自己成長というものは、当たり前で普通で快適な空間の中にいるだけでは実現することはないように思います。
当たり前で普通で快適な空間の外。外の世界を知ることによって自己成長は成し得ます。成し得ます、といってもいつ完成するものなのかはわかりませんが、常に外の世界を知り続けることが大切なんじゃないかとぼくは思います。

コンフォートゾーンという言葉があります。自分にとっての快適な空間のことです。
これは誰でも無意識に持っているものだと思います。
もっと収入があれば良いのになぁとか、もっと成績が上がってほしいと思っているのにそうならない人がいて、それは何故かというときに、「本当は今の状態があなたのコンフォートゾーンなのではないですか?」って言ったりします。
コンフォートゾーンというのは、自分にとって居心地が良い狀態のことです。
だけどコンフォートゾーンに居続ける限り、成長することはないと言われます。成長はこのコンフォートゾーンの外側にあるんです。コンフォートゾーンから抜け出すとき、居心地の悪さがあるのでちょっとしたストレスを体験することになるのですが、そこを抜け出せるかどうかが大切だと言われます。

それに似ています。
外の世界を知るということは、今まで当たり前だと思っていたことがそうじゃないってことを知って多少のショックを受けることです。
けど、そのショックから立ち上がる時に僕たちは1つ大人になります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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